戦争裁判関係法令

東京裁判及びBC級裁判は左に示す法律によって合法制の判定の基準を求めている。
1907年(明治40年) 10月18日 陸戦の法規慣例に関スル条約(戦争の惨害を軽減するための交戦者相互の行動の一般条例)−ハーグに於いて調印。 海戦に於ける捕獲行使に関する条約−於ハーグ。
1919年(大正8年) 8月27日 パリ平和会議予備会議の「戦争に関する責任を調査する一五人委員会で、処罰さるべき「戦争の法規及び慣例違反」として次のような内容を示し「戦争犯罪の具体化」を初めて試み、BC級裁判でも採択している。
1929年(昭和4年) 7月27日 俘虜の待遇に関する「ジュネーブ条約」署名。
1943年(昭和18年) 11月27日 「カイロ宣言」米・英・中の三国がカイロで宣言を発表した。
1944年(昭和19年) 5月10日 連合国戦争犯罪委員会極東分科委員会を設置した。
1945年(昭和20年)年 7月26日 「ポツダム宣言」トルーマン、チャーチル、蒋介石、三国首脳は日本に対し十三項目にわたる降伏の最終条件をポツダムで連名で発表。第一〇項で戦争犯罪人処罰の方針を明らかにした。