終戦後、戦争犯罪人として罰せられ、故郷に帰る事も許されず、愛する者に逢うことも出来ず、生きることを奪われた人々・昭和殉難者達の知られざる声。その哀切なる思いをたった十数文字の詩に託して、遺された遺詠の数々がここにある。
両親、家族、恋人、すべての愛する者へ伝えたかった最後の言葉が、数十年の時を経て、我々に今、静かに語りかける。